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日別アーカイブ: 2024年6月27日

外壁塗装の剥がれと補修を自宅で対処!DIY初心者向けの簡単ステップ

外壁の小さなヒビや剥がれは、放っておくと雨水の浸入などで大きなトラブルに発展する可能性があります。
しかし、プロに頼むほどでもない小規模な補修なら、DIYで解決することも可能です。
特に初めて外壁補修に挑戦する方は、安全面や効果的な方法に不安があるかもしれません。
そこで本記事では、自宅の外壁の小さな損傷を自分で補修する具体的な手順と、DIYを始める前に知っておきたい注意点をお伝えします。

 

□外壁塗装剥がれの補修基本:安全なDIYの始め方

 

外壁塗装のDIY補修を検討する際、まず覚えておきたいのは安全面です。
高所作業が必要な箇所や、1mm以上の深いヒビなどは、専門業者に依頼することをおすすめします。
DIYで対応可能なのは、地上から手の届く範囲にある、0.3mm程度の小さなヒビや剥がれです。

 

作業前の下準備も大切です。
補修箇所とその周辺を水と中性洗剤で丁寧に洗浄し、完全に乾燥させます。
外壁材の種類によって必要な道具や材料が異なるため、事前にしっかりと確認しましょう。

 

1:セメント系外壁のひび割れには「セメント粉」を

モルタルやコンクリートなどのセメント系外壁の場合、専用のセメント粉で補修するのが基本です。
狭い範囲ならチョーク式の補修スティック、広い範囲ならスプレータイプを選びましょう。
外壁の色に合わせて補修材を購入することも忘れずに。

 

2:サイディングのひび割れは「パテ」で補修

サイディングのヒビには、外壁用のパテを使用します。
割れ目に下塗り材を塗布し、パテを充填した後、表面を均一に整えます。
乾燥後は塗装を施すとより自然な仕上がりになります。

 

3:コーキング部分のひび割れは専用の「コーキング材」で

窓枠周りなどのコーキング部分に入ったヒビは、外壁用のコーキング材で補修します。
割れ目にマスキングテープで養生をし、プライマーを塗布後、コーキング材を充填します。
ヘラで表面を整えたら、1〜2日乾燥させて完成です。

 

 

□セメント粉での補修手順

 

それでは、セメント系外壁のヒビ割れをセメント粉で補修する具体的な手順を見ていきましょう。
まずは必要な道具を準備します。

 

1:補修に必要な道具と材料

・セメント粉(チョーク式orスプレー)
・水
・霧吹き
・ブラシ
・スポンジ
・マスキングテープ(飛散防止用)

 

2:ひび割れ部分への下準備

補修箇所とその周辺を入念に洗浄し、完全に乾燥させます。
ひび割れ内部の汚れや砂ぼこりもしっかり取り除きましょう。
スプレータイプのセメント粉を使う場合は、マスキングテープで周囲への飛散を防ぎます。

 

3:セメント粉の塗り込み

割れ目に水を軽く吹きかけて湿らせたら、セメント粉を塗り込んでいきます。
チョーク式なら割れ目に直角に強く押し込むように、スプレーならムラなく吹き付けるのがコツです。
塗り込み後、再度霧吹きで軽く水をかけ、表面をスポンジで均します。

 

4:乾燥とブラシがけ

夏場なら15時間程度、冬場は20時間ほど乾燥させます。
その後、ブラシではみ出した部分をこすり落とせば、ひび割れ補修の完成です。

 

定期的な観察とケアを心がけることも大切です。
補修跡から再びヒビが入ったり、剥がれが生じた場合は、再補修を検討しましょう。
また、汚れが目立つようなら水洗いをするなど、日頃からのメンテナンスも忘れずに。

 

□まとめ

 

外壁のDIY補修は、小規模なものに限定し、高所作業が必要な個所は専門家に任せるのが賢明です。
セメント粉やパテ、コーキング材など外壁材に合った補修材を使い、割れ目への下準備と塗り込み、乾燥までの手順を丁寧に行うことが肝心です。
DIYで外壁を守る知識と技術を身につけ、家の長寿命化につなげていきましょう。